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『学校のいじめ』&『「心の病」による労災認定』&『若年者の自殺』

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     『最近の新聞記事を読んで考えること』

    1)政府は6月18日、平成25年版「自殺対策白書」を閣議決定しました。
     白書によると、平成24年の全国の自殺者数は前年比2793人減の2万7858人となり、平成9年以来、15年ぶりに3万人を下回りました。
    男女別では、男性が1万9283人、女性が8585人でした。
    動機別では多い順に、「健康問題」が1万3629人で、「生活苦・多重債務などの経済・生活問題」が5219人、「夫婦関係の不和、家族の将来に悲観など家族問題」が4089人でした。
     40代以上では自殺死亡率が低下傾向にあるのに対して、20代では高まる傾向にあります。20代の自殺動機として厳しい雇用環境を反映してか、「就職失敗」や「進路に対する悩み」が目立ちました。自殺白書では20代の死因の半数近くが自殺であった現状を「深刻な状況」と指摘しています。

    2)厚生労働省の労災に関する集計
     過労や職場の人間関係のトラブルから精神疾患にかかり、平成24年度に労災と認定された人が前年比150人増の475人となり、昭和58年度の調査開始以来、過去最多となったことが6月21日の厚生労働省の集計で分かりました。
     厚労省は「うつ病患者の増加のほか、平成23年度の認定見直しで、精神疾患が労災の対象となるとの認識が広まったことが申請数の増加につながっている」と分析しています。
     精神疾患による労災申請が多かった業種は、製造業(225人)、医療・福祉(201人)、卸売業・小売業(196人)で、年齢別では、40歳〜49歳が387人、30歳〜39歳が370人でした。
     労災認定された475人の発症原因は、「仕事内容や仕事量の変化」が59人、「嫌がらせやいじめ、暴行を受けた」が55人、「悲惨な事故や災害を体験・目撃した」が35人、東日本大震災に伴う精神疾患で認定された人が15人いました。
     認定された人の1か月の平均残業時間80時間〜100時間が最多の116人で、160時間以上も31人いました。
     

     精神疾患による労災認定の増加は、職場での強い不安や悩み、ストレスを感じる労働者が増えている実態を浮かび上がらせています。その原因や引き金となった出来事を見ると、
    「嫌がらせやいじめを受けた」が55人、「上司とのトラブル」が24人と急増し、さまざまな形のハラスメント(嫌がらせ)が職場で起きていることが明らかとなりました。社員を低賃金で働かせ、長時間労働を強いるなどブラック企業が増えていると指摘する声もあります。

    3)小・中・高校での児童や生徒のいじめを防止するため、「いじめ防止対策推進法」は6月21日、国会において可決成立しました。
     同法では、同じ学校に在籍するなど一定の人間関係にある児童や生徒による行為で、対象者が心身の苦痛を感じている状態を「いじめ」と定義しています。このうち、心身に重い被害を受けたり、長期欠席を余儀なくされたりしたケースを「重大事態」と明記しています。さらに「いじめ」が犯罪行為と認められる際は警察と連携し、重大な被害を及ぼす恐れがある場合は直ちに警察に通報することを明記しました。

    ■この3つの記事は最近のものですが根っこは同一であるように感じます。
     「子供社会は大人の社会を映す鏡」と言われます。報道を見ていれば、政治家は平気でお互い同士罵りあい、国民を馬鹿にした発言を繰り返し、もともと自分たちが損することはやる気のない議員定数の削減など平気でうそをつき、官僚は端から国民などバカにして相手にもしていないやりたい放題です。また財界人・経営者も労働基準法等の労働関連法令など守る気もないほど労働者を酷使しています。政府の審議・諮問委員会等の委員の企業でブラック企業と名指されているところもあるようです。
     この3者に政府・官僚ご用達の学者が加わって、「人間として個々人の働き方・選択の自由」と口で言いながら、本音は「自分たちに都合の良い働かせ方の自由、解雇自由」の方向に強い者の立場で、どんどん弱者を追いつめています。
     「強ければ何をしてもでも許される」といわんばかりに強者の立場を利用して、弱者をいじめる大人社会を子供たちに見せつけておいて、子供だけはいい子でいなさいと言ってもこれは無理なことでしょう。
    shr-horiuchi * ライフステージアドバイザー * 20:06 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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