アラジン介護者フォーラム『介護も仕事も人生も・・・』
アラジン介護者フォーラム『介護も仕事も人生も』 (写真1)
〜For The carer By the carer 大討論会〜
日 時;平成28年7月17日(日)13:00〜16:30
場 所:東京都文京区 全水道会館
主 催:NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン
今年のアラジン介護者フォーラムのテーマは「介護も仕事も人生も」で、基調演説のあと、介護者のための介護者による大討論会が開催されました。 (写真2)
「仕事をしながらこのまま介護を続けるにはどうしたらよいのだろうか。私自身の人生も豊かにしたい」
「やむを得ず、仕事を辞めてしまったが将来が不安」
「今後、介護が始まりそうなので、今からいろいろと準備しておかないと不安です」
このような介護の悩みを抱えながら、日々過ごしている家族介護者は日本中にどれだけ多くいることでしょう。今回のフーラムでは、「介護と仕事を、どのような環境や耐性があれば安心して継続できるのか」会社や家族、地域など、テーマに分かれてその方策やアイディア、提言を出し合います。
第一部:基調講演 「長いトンネルを抜けて」 (写真3)
講 師:村田くみ氏(ジャーナリスト、主に経済や介護の問題に関わる。
自身にふりかかった親の介護体験をつづった『おひとりさまの介護』を刊行)
講 演:今、テレビ・新聞・雑誌などで取り上げられる家族介護は、介護離職・介護殺人、貧困等ネガティブな面が強調され過ぎて、介護の不安だけが強調されているようです。確かに家族を介護することは大変ではあるが、もっと前向きの捉えられる面があるのではないかと、介護の体験を通して新たな自分を発見することもあるのでは。自身の体験をもとにポジィティブな対応を語っていました。
第二部:介護者体験者によるディスカッション (写真4,5)
テーマA:働く環境について
「こんな職場になって欲しい」
「こんな制度や取組があったら」
テーマB:地域サービスについて
「こんな支えやサービスがあったら」
「こんな地域社会であってほしい」
「こんな地域資源を作りたい」
テーマC:あらたな仕事や生き方について
「こんな生き方をしたい」
「こんな仕事やスキルを生かせるものがあったら」
テーマごとの別れたテーブルでは、参加者からの活発な発言があって、意見交換の場として盛り上がりましたが、少し時間が足りなかったかも。討論のあと、各テーブルごとのまとめや提言があり、お互いの交流を深める最高の機会となったようです。
アラジン代表の牧野理事長の挨拶で盛会のうちに終了です。 (写真6)